特集1 H. pylori除菌後の諸問題
2 H. pylori除菌がGERD発症にどのように影響するのか
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- 掲載誌
- THE GI FOREFRONT Vol.11 No.2 22-25, 2016
- 著者名
- 加藤 元嗣 / 小野尚子 / 中川学 / 中川宗一 / 安孫子怜史 / 宮本秀一 / 水島健 / 津田桃子 / 大野正芳 / 大西 俊介 / 清水勇一 / 坂本直哉 / 間部克裕
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 消化器 / 感染症
- 診療科目
- 一般内科 / 消化器内科 / 老年科
- 媒体
- THE GI FOREFRONT
H. pylori感染は胃酸分泌との関わりからGERDの影響因子である。実際,H. pylori感染率とGERD有病率については相反する関係にあり,H. pylori感染がGERD発症に防御的に作用している可能性がある。一方,H. pylori除菌がGERDの発症を増加させるかについては,いくつかのメタ解析の結果から否定的である。むしろ,GERD症状はH. pylori除菌によって軽減する傾向がある。したがって,GERDの存在がH. pylori除菌の妨げとはならない。
「はじめに」胃内容物の逆流によって不快な症状あるいは合併症を起こした状態を胃食道逆流症(Gastroesophageal Reflux Disease:GERD)と称し,内視鏡所見を認める逆流性食道炎と内視鏡所見を認めない非びらん性逆流症(non-erosive reflux disease:NERD)に分けられる1)。GERDの発症には胃酸分泌,食道下部括約筋(lower esophageal sphincter:LES)圧の低下,食道内の酸クリアランスの低下が関与する。
「はじめに」胃内容物の逆流によって不快な症状あるいは合併症を起こした状態を胃食道逆流症(Gastroesophageal Reflux Disease:GERD)と称し,内視鏡所見を認める逆流性食道炎と内視鏡所見を認めない非びらん性逆流症(non-erosive reflux disease:NERD)に分けられる1)。GERDの発症には胃酸分泌,食道下部括約筋(lower esophageal sphincter:LES)圧の低下,食道内の酸クリアランスの低下が関与する。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
