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- 掲載誌
- アンチ・エイジング医学 Vol.12 No.1 80-82, 2016
- 著者名
- 坪田 一男
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 循環器 / 糖尿病 / 消化器 / 脳血管障害 / 眼疾患 / 感染症 / アンチエイジング
- 診療科目
- 一般内科 / 循環器内科 / 消化器内科 / 腎臓内科 / 糖尿病・代謝・内分泌科 / 神経内科 / 眼科 / 老年科
- 媒体
- アンチ・エイジング医学
我々の体細胞の数はおよそ60兆個といわれているが,住み着いている菌の数はその10倍の600兆個!! 今,その常在菌の存在が注目を集めている。最近のCellの総説でも,“You are what you host(あなたは,あなたが飼育している菌そのものだ)”と,いかに一緒に生きている菌(マイクロバイオーム)が大切かが強調されるようになってきた1)。マイクロバイオームの大半は腸内フローラであるが,腸内細菌はさまざまな疾患に影響を与えていることが多くのエビデンスにより明らかになっており,がんの発生,肥満に加えて,最近は目の失明原因の一つであるブドウ膜炎の発症機序にも,腸内細菌による自己反応性T細胞の誘導が関係することがわかってきて,眼科の中でも注目されている2)。一方で,慶應義塾大学では,難治性腸疾患の治療のために,健常なヒトの糞便を患者に移植する糞便移植に関する臨床研究が実施されており,腸内のマイクロバイオームを変える(健常な状態にする)ことが疾患の治療につながることが示されつつある。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
