アメリカエイジング研究の現場から 研究最前線レポート
第19回 メトフォルミン:ようやく見つかったアンチエイジング薬か?故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知る?!
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- 掲載誌
- アンチ・エイジング医学 Vol.10 No.3 91, 2014
- 著者名
- 金木正夫
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 代謝・内分泌 / 糖尿病 / アンチエイジング
- 診療科目
- 一般内科 / 循環器内科 / 腎臓内科 / 糖尿病・代謝・内分泌科 / 老年科
- 媒体
- アンチ・エイジング医学
健康長寿を促進する薬は古くから人々の夢だったわけですが, 身近なところに待望のアンチエイジング薬が見つかるかもしれないということが最近のトピックになっています. メトフォルミン(ビグアナイド)は糖尿病薬として, 世界的に1950年代から今日まで使われている臨床医にとって馴染み深い薬です. 一見平凡でありふれた薬の一つといってもよいかもしれません. ところが近年, メトフォルミンがカロリー制限や運動の健康増進・長寿効果のミメティックとして見直され, アンチエイジング薬としての期待が高まっています. インスリン抵抗性改善薬は長年にわたり研究・開発されてきましたが, 今のところメトフォルミンを越える薬はないのではないかという議論もあります. 昨年, メトフォルミンが線虫1)だけでなく, 高脂肪食でインスリン抵抗性を惹起したマウスではなく通常の餌を与えたマウスの寿命を延長することが報告されました2). メトフォルミン投与によるマウスの寿命延長は統計学的に有意でしたが, 4~5%の寿命延長と効果は比較的軽度だったといえます.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
