総説
ミトコンドリアが関与する老化とアンチエイジング
Contribution of Mitochondria to the Aging Process and Anti-aging
販売サイト「MeReBo」へ
- 掲載誌
- アンチ・エイジング医学 Vol.9 No.5 57-65, 2013
- 著者名
- 太田成男
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 代謝・内分泌 / アンチエイジング
- 診療科目
- 一般内科 / 糖尿病・代謝・内分泌科 / 老年科
- 媒体
- アンチ・エイジング医学
「はじめに:ミトコンドリア・フリーラジカル老化説とは?」老化の原因については, さまざまな老化説が提出されてきた. そのなかでも総合的に検証され, 基本的な考え方として認知されつつあるのがミトコンドリア・フリーラジカル老化説(mitochondrial free radical theory of aging)である. ミトコンドリア・フリーラジカル老化説は1956年にハーマンによって提出され, さまざまな視点から検討され, 部分的に修正されて現在に至っている1). 本稿では, ミトコンドリア・フリーラジカル老化説を再検討するとともに, 他の老化説と関連しつつ, ミトコンドリアの関与について紹介したい. まず, 現在までに得られた知見を総合して考えると, ミトコンドリア・フリーラジカル老化説は以下のように要約される2). ここでは, 過酸化水素のようなフリーラジカルに属しない活性酸素種(reactive oxygen species:ROS)も考慮の対象とするため, フリーラジカルというよりROSとして記載することにする.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
