【特集 宇宙医学とアンチエイジング】
宇宙ミトコンドリア実験から学ぶ抗酸化制御
販売サイト「MeReBo」へ
- 掲載誌
- アンチ・エイジング医学 Vol.9 No.3 29-34, 2013
- 著者名
- 犬童寛子 / 石岡憲昭 / 東端晃 / 寺田昌弘 / 矢野幸子 / 鈴木ひろみ / 嶋津徹 / 桝田大輔 / 中西郁夫 / 松本謙一郎 / 小澤俊彦 / 向井千秋 / 馬嶋秀行
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 代謝・内分泌 / アンチエイジング
- 診療科目
- 一般内科 / 糖尿病・代謝・内分泌科 / 老年科
- 媒体
- アンチ・エイジング医学
「はじめに―「ミトコンドリア」とは―」ミトコンドリアは, 解糖系および電子伝達系による酸化的リン酸化を経て31ATPを産生する, 細胞内エネルギー工場の役割を担っている. ミトコンドリアは二重膜と16,569bpのミトコンドリアDNA(mtDNA)をもち, 10億年ほど前にアルファプロテオバクテリムと考えられる原核細胞が真核細胞に入り, 共生を始めたことに由来されるといわれている1). mtDNAは, 2つのリボゾーマルRNA(rRNA), 22のトランスファーRNA(tRNA), ミトコンドリア電子伝達系の一部の13のタンパク質をコードする遺伝子を有し, 細胞核とは独立してタンパク質を合成する1)2). 「ミトコンドリアとアポトーシス」Kerrは1972年に, 細胞の死にはネクローシスとアポトーシスがあることを形態変化により示し, アポトーシスはプログラム死であることを示した1). その後, アポトーシスの機序解明研究が行われ, 細胞内シグナル伝達系が明らかとなったが, いずれもが核遺伝子系発現調節系を示したものだった.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
