ストレスとホルミシス
第5回 運動とホルミシス
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- 掲載誌
- アンチ・エイジング医学 Vol.8 No.4 81-86, 2012
- 著者名
- 熊谷秋三 / 楠原慶子
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 循環器 / 代謝・内分泌 / 骨・関節 / アンチエイジング
- 診療科目
- 一般内科 / 循環器内科 / 整形外科 / リハビリテーション科 / 腎臓内科 / 糖尿病・代謝・内分泌科 / 神経内科 / 老年科
- 媒体
- アンチ・エイジング医学
「はじめに」慢性的な身体活動や運動の継続は, 骨格筋や心筋の生理機能の改善を伴い, 死亡率や心血管系疾患, ある種の癌, および認知症を含む神経性障害などの発症率の低下をもたらす1)2). 一方, 慢性的な運動不足や身体不活動は逆の現象をもたらすことはよく知られた事実である3). 運動という刺激に対し, 生体は急性および慢性の適応を惹起することもよく知られている事実である. たとえば, 加齢現象の重要な背景因子の一つである活性酸素理論では, 有酸素的代謝で生じる活性酸素種(reactive oxygen species:ROS)の損傷影響をその根拠基盤としている. 我々は, 急性の運動負荷はROSの産生を高めることで, 加齢, 心血管系疾患, 癌, およびアルツハイマー病などの発症に関わる病態生理学的役割を担っていること, 一方, 低レベルのROSおよび一過性のROSの増加は, 酸化ストレスに関連した疾患を予防し, 加齢過程を遅延させることなども知っている.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。