アメリカエイジング研究の現場から 研究最前線レポート
第13回 サーチュイン・パラドックスのいま
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- 掲載誌
- アンチ・エイジング医学 Vol.8 No.1 101, 2012
- 著者名
- 金木正夫
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 循環器 / 糖尿病 / 神経疾患 / 脳血管障害 / アンチエイジング
- 診療科目
- 一般内科 / 循環器内科 / 糖尿病・代謝・内分泌科 / 神経内科 / 老年科
- 媒体
- アンチ・エイジング医学
「レズベラトロールのいま―フレンチパラドックスからサーチュイン・パラドックスへ? 」(本誌7巻5号)の校正を終えたばかりの2011年9月, 衝撃的(? )な論文1)がNatureに発表されました. 長寿遺伝子の代表格として知られているSir2の過剰発現で, 線虫やショウジョウバエの寿命が延びるという実験結果が再現できないというのです. この結果から, Sir2(サーチュイン)は長寿遺伝子ではないという結論が導き出されます. サーチュインといえば, 長寿遺伝子の代名詞のように使われてきましたし, 今まで世界中で多くの研究者が論文を発表し, 全体で数千億円を超える研究費が使われてきたことでしょう. ですから, 確かに衝撃的なニュースだといえます. 以前から, 酵母において特定のケースでしかSir2が寿命を延ばさないという報告はありましたが2), 今回の論文はNatureに発表されたこともあり, インパクトははるかに大きかったといえます.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
