総説
テロメアとアンチエイジング
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- 掲載誌
- アンチ・エイジング医学 Vol.8 No.1 71-76, 2012
- 著者名
- 田原栄俊
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 循環器 / 皮膚疾患 / 眼疾患 / アンチエイジング / 再生医療
- 診療科目
- 循環器内科 / 心臓血管外科 / 皮膚科 / 眼科 / 老年科
- 媒体
- アンチ・エイジング医学
「はじめに」テロメアは細胞分裂の度に短縮し, 加齢においても徐々に短縮することが知られている. テロメアの長さは寿命と相関しているばかりか, 癌や成人病などで短縮していることが知られている. さらに, テロメアの長さは同年齢における個人差が大きく, それゆえにテロメアの長さは癌や感染症, 成人病などの個人発症リスクを評価できる可能性を秘めている. 2009年に, テロメアの構造の発見1), テロメラーゼの酵素の発見2)で, 米カリフォルニア大学サンフランシスコ校のエリザベス・ブラックバーン教授, 米ジョンズホプキンズ大学のキャロル・グライダー教授, 米ハーバード大学のジャック・ショスタク教授がノーベル医学・生理学賞を受賞した. テロメアの研究者は, ノーベル生理学賞受賞の2人を筆頭に, テロメア結合たんぱく質の発見者であるティイティア・デランゲ博士, スペインのテロメア研究者マリア・ブラスコ博士など, 不思議と女性の研究者の比率が極めて高い研究分野である.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
