アレルギーをめぐるトレンド
牛肉アレルギーと糖鎖
Red meat allergy due to sugar chain
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- 掲載誌
- 皮膚アレルギーフロンティア Vol.13 No.3 44-45, 2015
- 著者名
- 橋爪秀夫
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- アレルギー・免疫 / 皮膚疾患
- 診療科目
- アレルギー科 / 皮膚科 / 小児科
- 媒体
- 皮膚アレルギーフロンティア
最近,糖鎖であるガラクトース-α-1,3-ガラクトースに対するIgE抗体を介して生じる新しい遅発型牛肉(赤肉)即時型アレルギーの存在が明らかになった.本症は,マダニ刺症が誘因として重要である.本疾患の臨床的特徴を紹介する.
「はじめに」抗癌剤であるセツキシマブのアナフィラキシー1)と,マダニ刺症によって引き起こされる牛肉(赤肉)アレルギー2)は,ともに糖鎖であるガラクトース-α-1,3-ガラクトース (α-gal)に対するIgE抗体を介する.本稿は,糖鎖抗原による新しい牛肉アレルギーの臨床症状と発症メカニズムについて解説する.
「1 古典的肉アレルギーと新しい遅発型牛肉(赤肉)アレルギー」古典的肉アレルギーは,主要抗原は血清アルブミンやグロブリンに含まれるBos d 6/7(牛)とGal d 5(鳥)が知られ3),抗原摂取後2時間以内に,膨疹またはそれに加えてアナフィラキシー症状を呈する.本邦では地域差を認めず5例/1,000名程度であり,小児に多い4).一方,鳥以外の赤肉(牛,豚,羊)を摂食した後6時間以上経過して起こる即時型アレルギー,すなわち遅発型牛肉(赤肉)アレルギーが存在する(図).
「はじめに」抗癌剤であるセツキシマブのアナフィラキシー1)と,マダニ刺症によって引き起こされる牛肉(赤肉)アレルギー2)は,ともに糖鎖であるガラクトース-α-1,3-ガラクトース (α-gal)に対するIgE抗体を介する.本稿は,糖鎖抗原による新しい牛肉アレルギーの臨床症状と発症メカニズムについて解説する.
「1 古典的肉アレルギーと新しい遅発型牛肉(赤肉)アレルギー」古典的肉アレルギーは,主要抗原は血清アルブミンやグロブリンに含まれるBos d 6/7(牛)とGal d 5(鳥)が知られ3),抗原摂取後2時間以内に,膨疹またはそれに加えてアナフィラキシー症状を呈する.本邦では地域差を認めず5例/1,000名程度であり,小児に多い4).一方,鳥以外の赤肉(牛,豚,羊)を摂食した後6時間以上経過して起こる即時型アレルギー,すなわち遅発型牛肉(赤肉)アレルギーが存在する(図).
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
