【特集 分子標的治療薬の新しい展開】
抗体治療薬によるアトピー性皮膚炎治療の新展開
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- 掲載誌
- 皮膚アレルギーフロンティア Vol.10 No.2 19-22, 2012
- 著者名
- 中村 晃一郎
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- アレルギー・免疫 / 皮膚疾患
- 診療科目
- アレルギー科 / 皮膚科
- 媒体
- 皮膚アレルギーフロンティア
「要約」アトピー性皮膚炎(AD)は, 強いかゆみを伴う慢性炎症性皮膚疾患である. 治療としてステロイド外用薬などの薬物療法とスキンケアが基本となる. 皮膚科領域では, 近年, 乾癬の治療において注目されている抗体療法であるが, ADについては, 海外でIgE, B細胞, サイトカイン, 接着分子などを標的として試みが行われている段階である. 一部で有効例が報告されているものの, 最終的な結論は出ていない. その理由として, ADの病態がサイトカイン異常やバリア機能異常など多くの因子が複雑に関与していることが考えられる. IgE, CD20などについては短期的な有効性を示唆する報告があり, 今後, 症例や投与時期を特定しての詳細な評価を重ね, 将来的に最重症ADの治療薬の選択肢の1つとなり得ることが期待される. 「はじめに」アトピー性皮膚炎(atopic dermatitis: AD)の標準治療として, 急性増悪期のステロイド外用薬, タクロリムス軟膏による治療に加えて, 保湿剤による乾燥症状の改善が行われる.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
