特集 造血幹細胞移植と血管病変
造血幹細胞移植とサイト研究
Allo HSCT and SIGHT study
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- 掲載誌
- Angiology Frontier Vol.14 No.1 52-59, 2015
- 著者名
- 石井 一慶
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 血液
- 診療科目
- 血液内科
- 媒体
- Angiology Frontier
- Key Words
- 移植関連凝固障害(TAC),遺伝子組換えトロンボモジュリン(rTM),バイオマーカー,同種造血幹細胞移植,high-mobility group box 1(HMGB1)
「Summary」移植関連凝固障害(TAC)を研究すべく,われわれは全国組織であるサイト研究会を発足させた。そこでの登録同種移植症例を用いて,遺伝子組換えトロンボモジュリン(rTM)の効果をバイオマーカーならびにTACの発症頻度で検討した。腫瘍壊死因子(TNF)-α,high-mobility group box 1(HMGB1),血管細胞接着分子(VCAM)-1,E-セレクチン,プラスミノーゲン活性化インヒビター(PAI)-1,血小板由来マイクロパーティクル(PDMP)のマーカーにおいてrTMの改善効果がみられ,類洞閉塞症候群(SOS),急性移植片対宿主病(GVHD)の発症制御も認めた。rTMは多変量解析においても,これらTACの有意な抑制因子であった。また,バイオマーカーではHMGB1がSOSの危険因子として検出され,移植後早期のHMGB1高値例でのrTM投与はSOSに対する有効な治療法となる可能性がある。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
