特集 抗血栓療法の最新の動向
抗血栓療法Up-To Date:大規模臨床試験と最新エビデンス
Large scale clinical trial and evidence
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- 掲載誌
- Angiology Frontier Vol.12 No.3 11-15, 2013
- 著者名
- 後藤 信哉
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 循環器 / 脳血管障害
- 診療科目
- 心臓血管外科 / 神経内科 / 循環器内科 / 一般内科 / 脳神経外科 / 老年科
- 媒体
- Angiology Frontier
「Summary」心筋梗塞などの心血管病による死亡率の高い欧米では抗血栓薬の需要が大きく, 多少の出血リスクを冒しても心血管死亡を避けたいという社会の需要に応えて多くの抗血栓薬が開発された. 出血性疾患である癌死の多い日本も国際共同試験に参加する時代となり, 国際共同試験における「臨床的仮説の検証」の結果としてエビデンスが構築される. 必ずしも均質とはいえない世界の平均的な患者集団において検証された臨床的仮説を日本の日常臨床に応用できるか否かは, 現時点では不明である. 「1 医師の経験とランダム化比較試験による「臨床の科学」」医師の扱う疾患の多くが予後の悪い時代があった. 明治, 大正時代を舞台とした小説を読めば, 結核が近未来に高い死亡をもたらす時代が日本にもあったことを容易に理解できる. 結核に代表される感染症では, 自覚症状と生命予後の関係が密接であった. 医師は, 自らが実施する治療により「患者の症状が改善するか?」, 「患者の生命予後を改善するか?」を自らの経験として実感することが可能であった.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
