【特集 透析療法の合併症と治療―血液透析と腹膜透析―(併用療法を含めて)】
我が国の腎性貧血治療ガイドライン
Renal anemia guideline in Japan
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- 掲載誌
- Nephrology Frontier Vol.13 No.2 22-25, 2014
- 著者名
- 山本裕康
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 腎臓 / 血液
- 診療科目
- 腎臓内科 / 泌尿器科 / 血液内科
- 媒体
- Nephrology Frontier
「SUMMARY」腎性貧血は慢性腎臓病の代表的合併症であるとともに, 臓器障害の進展や生命予後に影響することが指摘され, 適切な治療介入の必要性が注目されている. 2012年にKDIGOガイドラインがHb目標値と鉄補充療法の基準を示したが, 翌年に欧州から修正の声明が出された. 我が国では日本透析医学会のガイドライン改訂作業が進められており, 欧米諸国のエビデンスを踏まえた上で, 日本人に適した目標値の設定が望まれる. 「I はじめに」腎性貧血は慢性腎臓病(CKD)の代表的合併症の1つであり, その主因は腎組織障害に基づく内因性エリスロポエチン(EPO)の産生低下であると考えられている. したがって, 腎障害の進展とともにその合併頻度および程度が増悪する. 多くはCKDステージ3以降に出現し, 糖尿病を基礎疾患とする場合にはより顕著となりやすく, 透析患者では大多数に認められる. 腎性貧血は腎機能低下の結果として生ずるのだが, 貧血自体が更に腎障害を悪化させること, また心血管系合併症を増加させ生命予後にも影響を与えることが示されている1).
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
