【特集 動脈硬化とリン】
透析患者のリン代謝と動脈硬化
Phosphorus and atherosclerosis in dialysis patients
販売サイト「MeReBo」へ
- 掲載誌
- Nephrology Frontier Vol.12 No.4 28-34, 2014
- 著者名
- 奥野 仙二 / 石村栄治
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 循環器 / 代謝・内分泌 / 腎臓
- 診療科目
- 循環器内科 / 腎臓内科 / 糖尿病・代謝・内分泌科 / 泌尿器科
- 媒体
- Nephrology Frontier
「SUMMARY」 透析患者において, 高リン血症は動脈硬化のリスク因子であり, 内膜中膜肥厚度や脈波伝播速度が血清リンと関連することが報告されている. 高リン状態では, 血管平滑筋細胞が骨芽細胞様細胞に分化し, 血管石灰化が促進されることはよく知られている. また, リンは, 活性酸素の産生増加, 一酸化窒素の産生抑制, アポトーシスの促進, 内皮細胞において様々な役割を有するannexin IIの減少などにより, 血管内皮障害を起こし, 動脈硬化を促進することが報告されている. 「I はじめに」 透析患者では, 動脈の石灰化を促進することから, リンは動脈硬化のリスク因子と考えられている. しかし, リンは腎機能正常者においても, 動脈硬化と関連することが報告されてきている. そのため, リンには血管石灰化以外にも, 動脈硬化と関連する機序が存在するものと考えられるようになってきており, その1つとして血管内皮とリンの関係が注目されてきている.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
