全文記事
多発性囊胞腎における最近の研究と治療の進歩
多発性囊胞腎の腎囊胞・肝囊胞の塞栓療法
購入する
販売サイト「MeReBo」へ
- 掲載誌
- Nephrology Frontier Vol.10 No.2 30-35, 2011
- 著者名
- 諏訪部達也 / 住田圭一 / 早見典子 / 乳原善文
- 記事体裁
- 特集 / 全文記事
- 疾患領域
- 腎臓 / 泌尿器
- 診療科目
- 腎臓内科 / 泌尿器科
- 媒体
- Nephrology Frontier
- Key Words
- 多発性嚢胞腎(ADPKD) / 多発性嚢胞肝(ADPLD) / 腎動脈塞栓療法(TAE) / 肝動脈塞栓療法(TAE)
SUMMARY
多発性嚢胞腎(ADPKD)患者は,腎臓において嚢胞形成が顕著になり腫大腎を呈するが,一方で嚢胞形成が肝臓にも起こり顕著になった場合には,多発性嚢胞肝(ADPLD)と称される.肝腎が著明に腫大すると,腹部膨満症状が強くなるばかりでなく,嚢胞出血や嚢胞感染を起こすこともある.症候性となると治療介入が必要になる.著明な腫大腎または腫大肝に対しては,腎動脈または肝動脈塞栓術(TAE)がsize reductionに有効であり,2011年4月までに当院にて約1,000例に対して施行された.TAEは,腫大腎に対しては極めて効果的であるが,腫大肝においては治療が嚢胞集蔟部位に限定されるため,腫大肝全体の縮小には至らず,治療効果という点においては課題が残されている.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
