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IgA腎症―病態の理解と治療の進歩―

IgA腎症の発症と進展の新知見

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掲載誌
Nephrology Frontier Vol.9 No.1 29-33, 2010
著者名
山口純奈 / 南学 正臣
記事体裁
特集 / 全文記事
疾患領域
腎臓 / 血液 / アレルギー・免疫
診療科目
腎臓内科
媒体
Nephrology Frontier

「SUMMARY」IgA腎症は, 組織学的に定義されたheterogenousな疾患群である. 遺伝的素因に環境要因が絡んで発症に至る. 病態解明の研究は国内外で発展を見るが, 未解明な部分も多い. IgA1のメサンギウム領域への沈着, 炎症細胞の浸潤, メサンギウム細胞の増殖と基質の増生が起こる. IgANを形成する異常IgAの性質, 免疫複合体の種類, IgA受容体, 糸球体の免疫応答, 腎症の進展について述べる. 「I 腎症惹起性IgA(nephritogenic IgA)の形成1)-4)」腎移植後の30%程度のIgA腎症(IgAN)の再発や, 逆にIgAN患者をドナーとした腎移植後の免疫複合体(IC)沈着消失などから, その本態はhost susceptibility(粘膜免疫応答異常)で, 腎臓に病変が限局する疾患であるという説が支持されている. 実際, IgAN患者では, IgGやIgMの免疫応答が正常であるのに対し, 新規粘膜抗原に対するIgAの局所/全身応答が低下していること, 逆に既知抗原に対する全身応答が亢進していることが報告されている.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

掲載誌の紹介

全文記事
Nephrology Frontier2010年3月号(Vol.9 No1 )

腎臓そのものに原因を有する原発性腎疾患から他の疾患の一部分症としての続発性腎疾患まで多彩な疾患を取り扱い,国内外で活躍中の方々のご協力を得て,up date な情報をtimely にお伝えいたします。

『とっつきにくい分野』の1つとされる Nephrology を,前途豊かな若手の医師や研究者にわかりやすい解説で腎疾患の臨床と研究のおもしろさをお伝えいたします。

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