炭酸ランタンへの期待
炭酸ランタンと腹膜透析
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- 掲載誌
- Nephrology Frontier Vol.8 No.4 29-32, 2009
- 著者名
- 川西秀樹
- 記事体裁
- 特集 / 全文記事
- 疾患領域
- 代謝・内分泌 / 腎臓
- 診療科目
- 腎臓内科
- 媒体
- Nephrology Frontier
「Summary」透析患者のリンコントロールには食事よりの摂取量, 透析による除去量とリン吸着薬による吸着量のマスバランスを考える必要がある. 腹膜透析によるリン除去には腹膜透過性と残存腎機能が多く関与し, ほぼ他の小分子溶質と同様の挙動を示す. そのため血液透析に比較してマスバランス計算は容易となる. 炭酸ランタンはこれまでのリン吸着薬に比して効果・耐容性に優れており, 腹膜透析患者のリンコントロールを容易とする. 「I はじめに」炭酸ランタンは, 非アルミニウム(Al), 非カルシウム(Ca)のリン(P)吸着薬として透析患者の高P血症に広く用いられている. 経口投与により食事中のPと吸着し, 非吸収性の結合物となりPを除去する. これまで多くの血液透析(HD)患者での臨床試験で効果的なP低下が報告されているが1), 腹膜透析(PD)に限定した報告は少ない. 本稿では高P血症を有するPD患者を対象として我が国で行われた多施設, 非比較用量調節試験2)を提示し, PDでのPコントロールにつき考察する.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
