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【高齢化する統合失調症】
統合失調症剖検例の病理所見
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- 掲載誌
- Schizophrenia Frontier Vol.10 No.1 22-28, 2009
- 著者名
- 新里和弘
- 記事体裁
- 特集 / 全文記事
- 疾患領域
- 精神疾患 / 神経疾患
- 診療科目
- 神経内科 / 老年科 / 精神科
- 媒体
- Schizophrenia Frontier
「要約」統合失調症の発症メカニズムに関与すると推定される神経病理学的変化について前半で概括を行った. 後半では特に高齢の同症者にみられる認知機能障害の責任病変について, アルツハイマー型変性の側面から現在までの研究報告の整理を行った. 高齢の統合失調症者にアルツハイマー型認知症が合併する頻度は一般人口と同程度である. アルツハイマー型認知症の変性疾患としての特徴を考慮すると, 統合失調症に「認知症」の合併診断を行うことは十分に慎重であることが望ましい. 高齢の同症者が呈する認知障害の生物学的メカニズムは依然不明のままであり, 今後臨床と病理の連携したプロスペクティブな研究の必要性を指摘した. 「はじめに」統合失調症にみられる重度の認知障害を説明しうる神経病理変化, あるいは長期大量の抗精神病薬が統合失調症の脳形態に及ぼす影響など, 統合失調症の臨床-病理間には非常に重要で興味深い問題点が多々あるが, いまだほとんど解明されていない.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
