THE COMMENTARY
再生医療製品および研究用レベルのヒト多能性幹細胞の染色体解析
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- 掲載誌
- 再生医療 Vol.17 No.4 46-53, 2018
- 著者名
- 押村光雄 / 香月加奈子 / 嵩原昇子 / 平松敬
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 再生医療
- 診療科目
- その他
- 媒体
- 再生医療
ヒト多能性幹細胞(ESあるいはiPS細胞)の大きな特性は,自己増殖能と多様な分化能を有することであり,これらのヒト多能性幹細胞は再生医療製品の原材料として,間葉系幹細胞(mesenchymal stem cell;MSC)とともに,品質と安全性の確保ばかりでなく,疾患モデル細胞や創薬基盤細胞においても極めて重要な資材となっている。
特に,遺伝的に安定な多くの未分化細胞の獲得のためにも継代培養が必須であるため,継代に伴う遺伝的変異を持つ細胞集団の選択的増殖を避けられないこととなる。遺伝的変異の有無の確認には,解析方法として染色体バンディング法,定量PCR(quantitative polymerase chain reaction;qPCR),蛍光in situ ハイブリダイゼーション(fluorescent in situ hybridization;FISH),一塩基多型(single nucleotide polymorphism;SNP),比較ゲノムハイブリダイゼーション(comparative genomic hybridization;CGH),次世代シークエンス(next generation sequencer;NGS)等による解析がある。最近,多くの研究者あるいは事業者から国際的基準に準拠したフローチャートはないかとよく聞かれるようになり,長年にわたり,iPS細胞を含め染色体研究を行ってきた研究機関,鳥取大学染色体工学研究センター(Chromosome Engineering Research Center;CERC)として,国際状況,文献や報告書等1)-11)を踏まえ,本稿では,再生医療製品及び研究用製品のための染色体解析の標準フローチャートを提案する。
特に,遺伝的に安定な多くの未分化細胞の獲得のためにも継代培養が必須であるため,継代に伴う遺伝的変異を持つ細胞集団の選択的増殖を避けられないこととなる。遺伝的変異の有無の確認には,解析方法として染色体バンディング法,定量PCR(quantitative polymerase chain reaction;qPCR),蛍光in situ ハイブリダイゼーション(fluorescent in situ hybridization;FISH),一塩基多型(single nucleotide polymorphism;SNP),比較ゲノムハイブリダイゼーション(comparative genomic hybridization;CGH),次世代シークエンス(next generation sequencer;NGS)等による解析がある。最近,多くの研究者あるいは事業者から国際的基準に準拠したフローチャートはないかとよく聞かれるようになり,長年にわたり,iPS細胞を含め染色体研究を行ってきた研究機関,鳥取大学染色体工学研究センター(Chromosome Engineering Research Center;CERC)として,国際状況,文献や報告書等1)-11)を踏まえ,本稿では,再生医療製品及び研究用製品のための染色体解析の標準フローチャートを提案する。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
