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山中伸弥先生ノーベル医学・生理学賞受賞を祝して

掲載誌
再生医療 Vol.12 No.1 12, 2013
著者名
越智 光夫
記事体裁
抄録
疾患領域
再生医療 / その他
診療科目
その他
媒体
再生医療

このたびのノーベル医学・生理学賞受賞, 国民の一人として, 日本再生医療学会の一会員として, また日本整形外科学会の一会員として, 心よりお慶びを申し上げます. 先生が医師としての研修を整形外科医として開始され, 手術があまりうまくないため方向転換されたことはご自身が話のつかみでよく披露されていますので, 巷でも有名です. 関西人特有の, 会話の中で1つは笑いを取る先生のスタンスはお人柄と相まって, 好印象で迎えられていることを強く感じます. 一般の方からも実際はどうであったのかよく尋ねられます. 手術が本当に下手であったか, ラットの手術がお上手であったように実は時間をかけて正確にやるため時間がかかったのかは実際に指導に携わった先生方に聞いたわけではないのでよくわかりません. しかし整形外科医を継続するより, 基礎学者の道を選択されたことは人類の未来にとって遥かに良い選択であったことは間違いありません. 2012年のノーベル賞発表以降, 私の出身高校の60周年講演会と海外の整形外科学会で4回, 計5回講演の機会をいただきました. そのつど, 2007年に広島の整形外科の小さな講演会の後で撮った先生との2ショット写真を使わせていただきました. 当時は気軽に講演に来ていただき, 会食もご一緒できた頃でした. 一般の方にとって整形外科医は鑿と槌で骨を削る, 力を込めて骨折を整復するなど, 前頭葉をほとんど使わない単なる技術屋のイメージがあるようですが, 先生の力で少しでもそのイメージが払拭されたのではないかと期待しています. 海外の整形外科医も一様に山中先生が整形外科医であった事実を知り, 喜んでくれています. iPS細胞を利用した整形外科領域の再生医療は脊髄損傷を除き, まだまだ先であろうと思われます. しかし医学の進歩は時に私たちを置き去りにします. 個人的にはいろいろなアイデアを蓄積しつつiPS細胞を利用した軟骨再生, 骨再生などにも十分備えておくべきだと考えています. 世界の至宝となったiPS細胞に整形外科領域でも光をあて, 患者さんに福音をもたらすことが, 先生を側面から支援することだと思っていますし, その動きはすでに日本でも始まっています.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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