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iPS細胞研究の最前線―この1年の進歩
Ⅲ.iPS細胞と生命機能(さきがけ課題研究) iPS細胞を用いたヒト疾患モデルマーモセット作製法の確立
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- 掲載誌
- 再生医療 Vol.8 No.3 60-62, 2009
- 著者名
- 佐々木えりか
- 記事体裁
- 特集 / 全文記事
- 疾患領域
- 再生医療
- 診療科目
- 循環器内科 / 心臓血管外科 / 呼吸器内科 / 脳神経外科 / 整形外科 / 産婦人科 / 消化器内科 / 形成外科 / 腎臓内科 / 皮膚科 / 泌尿器科 / 神経内科 / 眼科 / 血液内科 / 耳鼻咽喉科 / 小児科 / 消化器外科
- 媒体
- 再生医療
「はじめに」さきがけ「iPSと生命機能」研究課題を開始してから早いもので1年が経とうとしているが, この間, 周囲の状況はどんどん変化している. 私はキメラ個体形成能をもたないマーモセット胚性幹(ES)細胞に代わり, マーモセットiPS細胞を樹立してキメラ個体形成を目指して研究を開始したが, 私の研究にも直接関係のある重要な研究成果も数多く報告されているので紹介したい. 「遺伝子改変マーモセットの作出」我々の研究グループは, 導入遺伝子を組み込んだレンチウイルスベクターを受精卵の囲卵腔へ注入することにより, 5匹の遺伝子改変マーモセットを作出し, またこの5匹のうち2匹が生殖細胞に導入遺伝子の伝達が確認されたこと, そのうち1匹の精子から導入遺伝子を発現する健康な産仔が得られたことを報告した1). これらの結果は, マーモセットを用いて発生工学研究を行うのに必要な基盤技術が確立されたこと, 遺伝子改変マーモセットコロニーを確立し, 遺伝子改変マーモセットを用いたバイオメディカル研究の実現化が可能であることを示している.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
