【特集 脳血管構築の特異性と認知症】
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- 掲載誌
- 血管医学 Vol.15 No.1 7-8, 2014
- 著者名
- 池田栄二
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 神経疾患 / 脳血管障害 / 再生医療
- 診療科目
- 脳神経外科 / 神経内科 / 老年科 / 精神科
- 媒体
- 血管医学
高齢化の進む現代社会では認知症は大きな問題となっており, 発症早期に診断し, 病態の進行を阻害する治療戦略の確立が急務と言える. さらには, iPS細胞技術の樹立などにより, 失われた高次脳機能を回復する再生療法にも期待が集まっている. こうした認知症に対する新たな治療戦略には, その病態の解明が必須であることに異論はないが, 高次脳機能が障害される原因はさまざまであり, 一口に認知症と言っても背景には多種多様の病因・病態が存在している. 認知症に共通する病態は神経細胞機能の障害である. 認知症に限らず多くの神経系疾患の病態にも当てはまることであるが, 神経細胞自体に内在する要因とともに神経細胞を取り巻く組織微小環境をかく乱する要因が相まって神経細胞機能が障害される. 病因に基づき認知症はいくつかの病態に分類されており, 代表的な認知症としては, アルツハイマー病をはじめとする神経変性に起因する変性性認知症, 脳血管障害に起因する血管性認知症が挙げられる.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
