特集 21世紀のNovel Oral Anticoagulant(NOAC)―いっせいに野に放たれつつある経口抗凝固薬の実力と未来展望
ワルファリンと各種NOACをいかに使い分け,使いこなすか?
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- 掲載誌
- 血管医学 Vol.14 No.2 71-75, 2013
- 著者名
- 井上 博
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 循環器 / 脳血管障害
- 診療科目
- 循環器内科 / 神経内科
- 媒体
- 血管医学
「Summary」心房細動例の心原性塞栓症の予防薬として, 作用機序の異なる3種類の経口抗凝固薬が使用可能になり, この領域の治療の幅は大いに広がった. 作用機序の異なる薬剤をどう選択し, いかに使いこなすかについては, 新規薬剤の使用経験が少ないため不明な点も多い. ワルファリンは, 弁膜症性心房細動, 腎機能低下例, 妊婦, 小児などに使用される. 新規経口抗凝固薬は, 新たに抗凝固療法を開始する例, 塞栓症リスクや出血リスクの高い例, 迅速な抗凝固作用発現が必要な例, ワルファリン抵抗性の例などが良い適応となる. 新規薬剤はワルファリンと比較した有効性が薬剤ごとに異なるので, 選択にあたっては個々の薬剤の特長を十分検討することが望ましい. 「はじめに」ワルファリンがわが国で発売されたのは1962年であり, 以来50年間にわたり経口抗凝固薬として使用されてきた. ワルファリンの持つ独特な作用機序のため, 日常診療の場においては何かと問題, 限界があり, これらの問題を克服した作用機序の異なる新薬の登場が待ち望まれてきた.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
