特集 21世紀のNovel Oral Anticoagulant(NOAC)―いっせいに野に放たれつつある経口抗凝固薬の実力と未来展望
ダビガトランの実力
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- 掲載誌
- 血管医学 Vol.14 No.2 35-43, 2013
- 著者名
- 鈴木 信也
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 循環器 / 脳血管障害
- 診療科目
- 循環器内科 / 神経内科
- 媒体
- 血管医学
「Summary」非弁膜症性心房細動に対する脳梗塞予防目的の抗凝固薬として, ワルファリン登場以来50年以上の時代を経て新規抗凝固薬が登場し, ダビガトランは最初に発売開始された. 大規模臨床試験RE-LY試験では, ワルファリンに対して150mg 1日2回投与が有効性, 110mg 1日2回投与が安全性を認めた. 発売から約2年が経過し, 大規模臨床試験のサブ解析や実際の臨床経験をふまえ, さまざまな知見が蓄積されつつある. その知見のひとつはダビガトランがどのような背景を持つ患者に適するかであり, (1)CHADS2 2点以下, (2)年齢75歳未満, (3)脳卒中/TIA(一過性脳虚血発作)既往者, などが挙げられる. もうひとつの知見はダビガトランに対するモニタリングの必要性についてであり, 出血リスクを予見する目的で腎機能や凝固能を開始前と直後に確認しておくことは有用と考えられる. 「はじめに」ダビガトランは当初, 「モニタリングの必要のないワルファリンの代替薬」としての役割が期待されていた.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
