特集 21世紀のNovel Oral Anticoagulant(NOAC)―いっせいに野に放たれつつある経口抗凝固薬の実力と未来展望
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- 掲載誌
- 血管医学 Vol.14 No.2 7-8, 2013
- 著者名
- 山下 武志
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 循環器 / 脳血管障害
- 診療科目
- 循環器内科 / 神経内科
- 媒体
- 血管医学
「心房は血管に似ている」心房細動治療における抗凝固療法の位置付けは, ここ20年の間に大きく変化した. 「心電図の是正より, まず脳卒中予防を行う」という考え方も定着した. そして, 一昔前なら, 「心房は血管に似ている」と言えば一笑に付されただろうが, 今ではうなずく人が増えたと思う. それも, 心房における血栓生成にVirchow's triad(Virchowの3要因)が関与していることを多くの人が理解し始めたからである. 心房における血流, 凝固系, 内皮機能の異常が相まって心房内で血栓を生じさせるが, 3つの要素が関与する割合は心房細動患者それぞれで異なるのだろう. 血流を是正することや内皮機能を強めることは当然重要だが, 医療としての信頼性に乏しい. だから, 3つの要素がそれぞれ重要であるにもかかわらず, 最も信頼度の高い凝固系への介入を行うのが心房細動における脳梗塞予防である.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
