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生活習慣病と癌の基盤病態としての慢性炎症
動脈硬化の炎症
―ヒトの病理からみた動脈硬化の進展機構について―
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- 掲載誌
- 血管医学 Vol.12 No.1 41-49, 2011
- 著者名
- 畠山金太 / 浅田 祐士郎
- 記事体裁
- 特集 / 全文記事
- 疾患領域
- 循環器 / 高血圧 / 代謝・内分泌 / 血液 / 脳血管障害
- 診療科目
- 一般内科 / 循環器内科 / 心臓血管外科 / 脳神経外科 / 糖尿病・代謝・内分泌科 / 血液内科 / 老年科
- 媒体
- 血管医学
Summary
アテローム動脈硬化症の発生および進展の鍵を握っているのは,血管内皮細胞の機能障害と血管壁における慢性炎症である.その原因は完全には解明されてないが,糖尿病,高血圧,脂質代謝異常などの危険因子の集積が重要であると考えられている.プラークの不安定化と破綻には,炎症性刺激によるマクロファージの活性化が深く関与する.プラーク破綻に伴う血栓の成長は,イベント発症を決定する重要なプロセスであるが,それを規定する因子は破綻部における血流異常や凝固線溶系のバランスであり,炎症性因子も重要な役割を果たす.このように動脈硬化の発生からイベント発症に至るすべてのプロセスに炎症反応は関与するため,背景となる危険因子と炎症・血栓制御因子の関連性を解明すること,さらには局所のみならず,全身の血管あるいは患者全体に目を向けるという観点が重要である.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
