血管の「今」と近未来像
(座談会)血管の「今」と近未来像
―『血管医学』10年を振り返って近未来を語る―
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- 掲載誌
- 血管医学 Vol.11 No.3 7-20, 2010
- 著者名
- 丸山 征郎 / 安藤 譲二 / 佐藤 靖史 / 山岸 昌一 / 倉林 正彦 / 江頭 健輔
- 記事体裁
- 特集 / 座談会・対談 / 全文記事
- 疾患領域
- 循環器 / 糖尿病 / 腎臓 / 血液 / 脳血管障害 / 癌 / 再生医療
- 診療科目
- 一般内科 / 循環器内科 / 腎臓内科 / 糖尿病・代謝・内分泌科 / 神経内科 / 血液内科 / 腫瘍内科 / 老年科
- 媒体
- 血管医学
「丸山」本日は, わが国の血管医学研究のオピニオンリーダーでおられる, 本誌の編集委員の先生方にお集まりいただきました. まず, 先生方おのおのの研究領域における, “これまでの進歩や今後10年の展望”についてお話しいただき, その後, 質疑応答がありましたらお願いします. 「メカノバイオロジーとは」「丸山」では安藤先生, 「メカノバイオロジー」についてお願いします. 「安藤」“メカノバイオロジー”とは, 生命現象を力学的視点から解析し, 理解しようとする学問です. この用語が使われるようになったのはここ数年で, 新しい学問領域として姿を現してきたところです. とくに血管のメカノバイオロジーでは, 血流に起因するshear stress(ずり応力)や, 心拍動に伴う血圧変化に起因する伸展張力といったメカニカルストレスが血管細胞に及ぼす作用が注目されてきました. 歴史をひも解くと, 19世紀後半にドイツの病理学者のトーマ(R. Thoma)が, ニワトリ胚を顕微鏡で観察し, 血流が速い毛細血管は分岐数が増えるが, 血流が遅い血管はほとんど成長せず, 血流が止まっている血管はいずれ消退することから, 血管の成長には血流因子が重要だという論文を出しています.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
