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循環器のエイジングバイオロジー
老化遺伝子,寿命関連遺伝子をめぐって
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- 掲載誌
- 血管医学 Vol.11 No.2 11-17, 2010
- 著者名
- 後藤眞
- 記事体裁
- 特集 / 全文記事
- 疾患領域
- 循環器 / 代謝・内分泌 / 糖尿病 / アレルギー・免疫 / 神経疾患 / 癌
- 診療科目
- 循環器内科 / 産婦人科 / 糖尿病・代謝・内分泌科 / 神経内科 / 老年科
- 媒体
- 血管医学
「Summary」寿命, 老化に影響を与える単一または少数の遺伝子が進化の途上に積極的に獲得された証拠はない. 進化の初期に獲得した形態形成, 糖・エネルギー代謝(飢餓ストレス), 酸化ストレス, 感染ストレス(免疫システム), 熱ショックストレス, 紫外線ストレス(DNA修復システム)に加え, さまざまな病気ストレスへの抵抗システムとして発達した遺伝子群の使い回しの結果, たまたま“老化, 寿命に関連する遺伝子”という想定外の資格をもつことになったと思われる. 「はじめに」ヒトの生理的な老化プロセスや表現形の発現は, マスター遺伝子といわれるような単一遺伝子や少数の遺伝子変化によるのではなく, 老化・寿命関連遺伝子の膨大なネットワークによって決定される可能性が明らかにされつつある. 加齢, 寿命, 老化は, 似たような曖昧な用語としてひとまとめにして論じられることが多く, 混乱を招くことが多い. 対象が個体か, (培養)細胞か, ヒト, マウス, 線虫, 出芽酵母かなどによっても代謝機構が異なり, 表現形などが複雑である.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
