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【RAGE:心血管代謝病の新しい診断・治療標的】

血管炎・血栓におけるHMGB1/RAGE系の役割

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掲載誌
血管医学 Vol.11 No.1 47-55, 2010
著者名
丸山 征郎
記事体裁
特集 / 全文記事
疾患領域
循環器 / 血液 / 感染症
診療科目
循環器内科 / 血液内科 / 麻酔科 / 手術・救急
媒体
血管医学

生体の細胞や組織の侵襲, 損傷とその結果としてのマクロファージ, 樹状細胞の活性化, さらには侵襲部位の細胞死はごくありふれたことである. これらの場合に活性化マクロファージ, 樹状細胞や細胞死の有核細胞の核から, DNA結合タンパクであるHMGB1が細胞外に遊離してくることが判明した. 細胞外ではHMGB1はRAGE, TLR-2, -4などを介して周辺細胞を活性化し, 自然免疫・炎症, 止血, そして修復にはたらく. しかしHMGB1が全身化すると, ショックやDICの原因となる. 局所でも遷延してはたらくと, 局所の慢性炎症(関節リウマチ, 動脈硬化・血栓症など)の原因となることが明らかになってきた. このようにHMGB1は, ショックや炎症の新しい標的分子として認識されつつある. 「はじめに」多臓器生物である哺乳類の生体機能は, 高度なシステムマシナリーとして進化してきている. このマシナリーの時々刻々たる物質交換・代謝, ガス交換などは, 循環系に依存している. この循環系を進化の視点からみると(図1), 腔腸動物は無循環系である.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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