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序文
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- 掲載誌
- Frontiers in Glaucoma No.45 11, 2013
- 著者名
- 阿部 春樹
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 眼疾患
- 診療科目
- 眼科
- 媒体
- Frontiers in Glaucoma
『Frontiers in Glaucoma』第45号をお届けします. まず“Summing Up”「緑内障の病態」では, 狭隅角眼および原発閉塞隅角緑内障(PACG)の病態について, 久米島スタディを中心にしたPACGの有病率, スクリーニング法と評価法, そして急性眼圧上昇における視神経線維障害の機序について近年報告された論文をレビューし, 主に新しい知見について解説されています. さらに開放隅角緑内障と篩状板の形状について, 原発開放隅角緑内障や正常眼圧緑内障における乳頭篩状板の変化について, 最近の光干渉断層計(OCT)を用いた観察研究報告や, 強度近視に伴う篩状板の変化と緑内障の発症, そして脳背髄圧の低下と正常眼圧緑内障の発症の問題などの緑内障の病因としての新しい視点が取り上げられており, 興味深い内容です. “Meeting Report”では, 「第23回日本緑内障学会」が取り上げられており, 詳細にレポートされているので, このレポートを読めば学会の内容を簡潔に理解できるので大変有用です. “目で見るシリーズ”「読影シリーズ」では, 急性原発閉塞隅角緑内障眼の視神経症の特徴が解説されています. “Glaucoma Q&A”では, 正常眼圧緑内障の眼圧評価におけるさまざまな問題が取り上げられており, 眼圧が低いのに視野が悪化する症例では, corneal hysteresisなどの角膜生体力学特性を考慮して眼圧値を補正して評価することが必要だと述べられています. またQ2「点眼治療の次なるステップ」では, 多剤併用でも目標眼圧が達成されない症例に対する選択的レーザー線維柱帯形成術の有用性と実際について解説されています. 最後に“これからの緑内障診療のために”では, 開放隅角緑内障のスクリーニングと閉塞隅角緑内障のスクリーニングが取り上げられ, 各論ではそのための視野検査法と評価法そして前房隅角評価法が詳しく解説されており, 日常の緑内障診療にすぐ応用できる内容であり大変有用です. 本号が, 皆様の緑内障研究や診療の助けになれば幸いです.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
