Glaucoma Archives
緑内障手術はどこに向かっているのか-すべてはvon Graefeから始まる-
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- 掲載誌
- Frontiers in Glaucoma No.43 100-103, 2012
- 著者名
- 宇治幸隆
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 眼疾患
- 診療科目
- 眼科 / 手術・救急
- 媒体
- Frontiers in Glaucoma
現在, 最も行われている観血的緑内障手術はマイトマイシンC(MMC)併用トラベクレクトミーであるが, 術後における, 過剰濾過・低眼圧, 房水漏出, 濾過胞感染のような合併症や, 経年的な濾過胞の収縮などの問題があるため, 合併症がなく長期にわたって8~10mmHgぐらいの眼圧が維持されるような理想の術式を目指した研究が続けられている. しかし, 眼圧下降が最も有効な治療法であることから, 手術の意義はあるが, 緑内障そのものの治療法ではない. ここで紹介するvon Graefeの虹彩切除から150年, そろそろ緑内障手術そのものの存在意義を考えるときにきたのではないかと思う. そこでトラベクレクトミーに代表される濾過手術がどのように発展したかを知ることは, 新しいコンセプトによる新しい手術を生み出す上で意味があると考え, von Graefe(図1)の虹彩切除に始まる緑内障手術の変遷を振り返ってみた.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
