これからの緑内障診療のために
NTGを考える 第2回 NTGの治療
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- 掲載誌
- Frontiers in Glaucoma No.43 86-91, 2012
- 著者名
- 富所敦男
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 眼疾患
- 診療科目
- 眼科 / 手術・救急
- 媒体
- Frontiers in Glaucoma
「はじめに」正常眼圧緑内障(normal tension glaucoma:NTG)は, よく知られたようにわが国の緑内障患者の多くの割合を占め, 臨床的に最も重要な眼疾患の一つである. その治療方針は, 眼圧の高い原発開放隅角緑内障(high tension glaucoma:HTG)のそれに準じ, 眼圧下降治療が中心となるが, 無治療時眼圧が低いことに伴う特徴的な点もいくつか指摘できる. ここでは, NTGの治療に関して, これまでの代表的な知見を紹介しながら, 現在までの到達点をまとめてみたい. 「NTGの臨床経過」NTGは他の病型の緑内障と同じく, 超慢性ではあるが原則的に進行性を持った視神経障害である. しかし, すべてのNTG症例において経過観察期間中に視野障害などの進行がみられるわけではない. 無治療のNTG症例において視野進行が検出される割合について, 臼井ら1)はオクトパス視野計に基づく検討で48ヵ月間に約45%, Araieら2)はハンフリー視野計に基づく検討で65ヵ月間に約80%, と報告している.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
