ゲノム医療の新展開
第4回 エピゲノム制御と癌の最前線
Forefront of epigenetics in cancer research
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- 掲載誌
- Frontiers in Gastroenterology Vol.20 No.1 45-52, 2015
- 著者名
- 新城 恵子 / 近藤 豊
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 消化器 / 代謝・内分泌 / 泌尿器 / 癌
- 診療科目
- 産婦人科 / 消化器外科 / 泌尿器科 / 一般外科 / 血液内科 / 腫瘍内科 / 消化器内科
- 媒体
- Frontiers in Gastroenterology
「はじめに」癌はゲノムの病気であり,エピゲノムの病気でもある。この両者の密接な関係は近年の次世代シークエンサーによる癌のゲノム解析から,より明確になってきた。さらに一部の癌ではエピゲノム異常を標的とした治療薬が有効であることもわかってきた。さらなる個別化医療の発展につながるエピゲノム異常の理解を深め,エピゲノム制御の今後の可能性について述べたい。
「エピゲノムとは」受精卵では多くの遺伝子はスタートラインに立っているような状態である。合図(シグナル)がきた後に,アクティブになる(活性化)遺伝子とそのまま動かない(不活性)遺伝子とがある。どのように遺伝子を使い分けるかは“エピジェネティクス”によって決定される。エピジェネティクスによる遺伝子の機能調節は,DNAメチル化,ヒストン修飾,クロマチン構造,非翻訳RNAといった“エピゲノム”によって調節される(図1)。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
