休刊によせて 編集委員より(Frontiers in Gastroenterology)
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- 掲載誌
- Frontiers in Gastroenterology Vol.20 No.1 2-3, 2015
- 著者名
- 小俣 政男
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 消化器 / 感染症 / 癌
- 診療科目
- 消化器外科 / 腫瘍内科 / 消化器内科
- 媒体
- Frontiers in Gastroenterology
1996年から発行された『Frontiers in Gastroenterology』は,ある役目を終えたことによって終焉を迎えることとなりました。ある役目とは何か?振り返ると,消化器病学領域のこの20年は,まさしく“Exciting”のひとことが,ふさわしい時代だったと考えられます。その興奮を,誌面を通して伝え得たと思われます。即ち,腹部にメスを入れることなく肝癌を直接穿刺し,2泊ないし3泊で退院できるラジオ波焼灼療法(RFA)の開発と発展。学会等で熱い議論を重ねたが,結局振り返ってみると,肝癌の外科切除療法を行う施設は,100例以上は現在1施設のみであって,一方,ラジオ波治療で100例の肝癌を治療する施設は,おそらく50を超すと考えられる。即ち,当時学会で述べたごとく,治療選択は学会という閉ざされた中で専門医が議論するのみではなく,学会で提示された情報を患者さんに提供して,究極患者さんが選択するということによって決まる。従って患者さんの選択は,現在,ラジオ波を選んでいると言わざるをえない。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
