食道癌対策最前線
第9回 食道癌 化学・放射線療法の最前線
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- 掲載誌
- Frontiers in Gastroenterology Vol.18 No.2 43-50, 2013
- 著者名
- 新田壮平 / 室 圭
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 消化器 / 癌
- 診療科目
- 消化器内科 / 腫瘍内科 / 放射線科 / 消化器外科
- 媒体
- Frontiers in Gastroenterology
[本邦における食道癌の現況] 地域がん登録全国推計による癌罹患データをもとにした国立がん研究センターがん対策情報センターの集計によると, 食道癌の罹患率(粗罹患率)は2004年推計において男性が24.4人(人口10万人対), 女性が4.0人(人口10万人対)であった1). 年齢は60台, 70台に好発し全体の年代の約68%を占める. 占居部位は胸部中部食道が51.6%と最も多く, 次いで胸部下部食道24.4%, 胸部上部食道13.4%, 腹部食道4.5%, 頸部食道4.0%となっている. 組織型は大部分が扁平上皮癌であり92.9%を占め, 腺癌は2.4%と低い. これに対し, 米国では50%以上が腺癌であり, 近年その割合は増加している2). また本邦における手術単独治療の成績と, 欧米における手術単独治療の成績は大きく異なる. 欧米において食道癌に対する臨床試験が報告されているが, このような背景の違いから本邦における食道癌治療の臨床に単純に外挿することはできない.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
