対談
ウイルス性肝炎治療と研究;世界のFrontline
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- 掲載誌
- Frontiers in Gastroenterology Vol.18 No.2 3-10, 2013
- 著者名
- 小俣 政男 / 溝上雅史
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 消化器 / 感染症
- 診療科目
- 消化器内科
- 媒体
- Frontiers in Gastroenterology
今回はウイルス性肝炎の基礎研究で著名な溝上雅史先生にお越しいただき, これまでの研究の進歩と, 現在の問題点について教えていただきます. HBIGとワクチンで母子感染は撲滅できたかと考えられていたHBVですが, 一方でSTDが主体で新たなgenotypeのウイルスが増加しつつあります. 薬剤もまだ完全には耐性を克服できていません. 一方, プロテアーゼ阻害薬の登場で臨床的にはまもなく解決が期待されるHCVも, 測定系の感度を上げれば, NASHなどで潜在感染がみつかるかもしれません. ヒトゲノムプロジェクトの完了は, ウイルス性肝炎の分野ではIL-28Bの発見という大きな進歩をもたらしましたが, 発癌メカニズムの解析までにはまだまだ大きな課題が残されていることも提言されました. (2012年12月26日収録) 国立国際医療研究センターに肝炎・免疫研究センターが, わが国における肝炎の撲滅を目的に2008年10月1日に設立され, 国内外のいろいろな大学や研究施設から優秀な人材が集められ, 現在, 熱心に治療と研究がすすめられているというわけです. ―溝上雅史
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
