誌上ディベート
直腸癌に対する腹腔鏡下手術の是非
購入する
販売サイト「MeReBo」へ
- 掲載誌
- Frontiers in Gastroenterology Vol.17 No.4 23-36, 2012
- 著者名
- 奥田準二 / 高橋慶一 / 亀岡信悟
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 消化器 / 癌
- 診療科目
- 一般外科 / 手術・救急 / 消化器外科
- 媒体
- Frontiers in Gastroenterology
直腸癌に対する腹腔鏡下手術の是非についてのお二人の著者の論旨を拝読, 要約した上でレフリーとしての立場ではなく, 私なりの考えを述べる. なお敬称は省略させていただく. 奥田は鏡視下手術の優位性に「近接視・拡大視」の利点を強調している. この利点を生かし鏡視下手術では出血を極力減らし, 確実かつ容易な自律神経温存手術を可能とする. これは鏡視下手術の大きな特徴の1つであるが, 高橋からは教育的には全体像を周知したうえで「近接視・拡大視」を教えるべきと指摘されている. 手術の基本は「安全性と確実性」であり, 加えて癌の手術では「根治性」も掲げる立場から「近接視・拡大視」は用い方を間違えなければきわめて有用であるが, 私は「木を見て森を見ず」は勧めず, あくまでも全体像を知ったうえでの拡大視応用が必要であると考える. 高橋は文献を引用して鏡視下手術による直腸癌手術の術中損傷や合併症の頻度が高いことを指摘.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
