消化管の新たな映像
第5回 赤外線内視鏡
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- 掲載誌
- Frontiers in Gastroenterology Vol.17 No.2 57-61, 2012
- 著者名
- 永尾重昭 / 清水基規 / 高城健 / 丸田紘史 / 成松和幸 / 佐藤宏和 / 川口淳 / 三浦総一郎
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 消化器 / 癌
- 診療科目
- 消化器内科 / 放射線科 / 消化器外科
- 媒体
- Frontiers in Gastroenterology
「はじめに」内視鏡領域での照明光として非可視光を用いるための検討は, 1950年代の胃カメラ開発当初から行われていたが, 多くの技術的困難から実用化には至らなかった. 科学技術の進歩とともに1980年代に入り電子スコープが登場し, スコープの目であるCCD(charge couplued device)が赤外線に感受性があることを応用した赤外線内視鏡が開発され, 内視鏡診断能向上のため機器の改良とともにさまざまな研究が行われた. 近赤外光は通常の可視光(光の波長帯の短い光)より散乱が少なく生体深部まで浸透する. 生体内で光を吸収する主な物質としてはヘモグロビンと水が挙げられる. 一般的には水は可視光域では吸収は少なく近赤外域に入ると徐々に吸収が増大してゆく. しかし単なる赤外光のみでの観察では, モノトーンのやや白色調の画像となり, 臨床的にはあまり有用性は認められなかった.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
