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食道癌対策最前線
第2回 Barrett食道腺癌の発癌メカニズムに迫る
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- 掲載誌
- Frontiers in Gastroenterology Vol.16 No.3 40-45, 2011
- 著者名
- 木下 芳一 / 石村典久
- 記事体裁
- 連載 / 全文記事
- 疾患領域
- 消化器 / 癌
- 診療科目
- 消化器内科
- 媒体
- Frontiers in Gastroenterology
はじめに
食道癌は組織型から扁平上皮癌と腺癌に分けられている。2002年度の食道癌登録のデータでは日本の食道癌の92.9%は扁平上皮癌であり,腺癌はわずかに2.4%で,その多くはBarrett食道に由来すると考えられている1)。一方,アメリカ,イギリスを中心とする欧米においては近年,食道の扁平上皮癌の減少と腺癌の増加がみられており,白人においては腺癌の頻度が扁平上皮癌を上回り,過去25年間で最も増加の著しい癌となったと報告されている。このため,Barrett食道の円柱上皮の発生メカニズム,Barrett上皮から腺癌の発癌メカニズムに強い関心が集まっている。そこで本稿では,Barrett食道の発癌メカニズムについての現在の考え方を,Barrett上皮の形成とBarrett上皮からの発癌の2つのステップに分けて解説する。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
