吉村(司会):急性期脳梗塞に対する血管内治療は,2013年には3つのランダム化比較試験(RCT)で有効性が示されず「ホノルル・ショック」と呼ばれました.しかし,2年後の2015年には5つのRCT1)-5)により,その有効性が確立しました.今回は大きな注目を浴びているこの血栓回収療法に焦点を当てて,わが国の現況と問題点,そして近未来について座談会を行います.