「SUMMARY」超高齢社会を迎えたわが国において,脳卒中患者数はますます増加している.脳卒中の診断や治療技術の進歩により,発症率,死亡率は低下しているものの,脳卒中は要介護の原因疾患第1位であり,後遺症により機能予後が不良となることから,その予防が必要である.脳卒中の発症予防にはその発症にかかわる危険因子の包括的な管理が重要である.
「はじめに」近年,わが国では急速に高齢化が進行し,2025年には全人口に占める65歳以上の高齢者の割合(高齢化率)が30%に達するといわれている.高齢者に多い脳卒中は増加の一途を辿っているが,その一方で,脳卒中の診断技術や治療技術も進歩している.本稿ではこれまでの研究から明らかになった脳卒中の現状と予防について述べる.
「KEY WORDS」脳卒中,久山町研究,Fukuoka Stroke Registry(FSR),危険因子,予防
「はじめに」近年,わが国では急速に高齢化が進行し,2025年には全人口に占める65歳以上の高齢者の割合(高齢化率)が30%に達するといわれている.高齢者に多い脳卒中は増加の一途を辿っているが,その一方で,脳卒中の診断技術や治療技術も進歩している.本稿ではこれまでの研究から明らかになった脳卒中の現状と予防について述べる.
「KEY WORDS」脳卒中,久山町研究,Fukuoka Stroke Registry(FSR),危険因子,予防