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脳卒中の治療技術
ワルファリンの中和方法
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- 掲載誌
- 脳と循環 Vol.15 No.1 67-69, 2010
- 著者名
- 金澤有華 / 矢坂 正弘
- 記事体裁
- 連載 / 症例 / 全文記事
- 疾患領域
- 脳血管障害
- 診療科目
- 脳神経外科 / 神経内科
- 媒体
- 脳と循環
「はじめに」ワルファリンによる抗凝固療法は, 心房細動, 弁膜症, 拡張型心筋症, および心室瘤における脳梗塞予防や, 卵円孔開存などの右左シャントを有する奇異性脳塞栓症の再発予防に有効である. 一方, 抗凝固療法中に出血性副作用が起こると, 止血困難という問題に直面する. 止血を行うために抗凝固薬を中止もしくは減量すると, 血栓性疾患発症のリスクが高まるため, 出血と血栓症の双方のリスクを負うこととなるが, 出血時には止血に専念し, 止血が完了した後に抗凝固療法再開の可否と再開時期を慎重に検討せざるを得ない. 本稿では, 抗凝固療法中に頭蓋内出血を発症した場合に, ワルファリンの効果を早急に中和する方法を述べる. 「ワルファリン療法中の脳出血」ワルファリン療法中には年間0.6~1.0%の頻度で頭蓋内出血が起こる1). わが国では約100万人がワルファリン療法を受けているため, 年間約6,000~1万人が頭蓋内出血として脳出血や硬膜下血腫などを発症していると推定される.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
