腫瘍をめぐるQ&A
Question TGF-βの働きと癌治療への応用について教えてください
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- 掲載誌
- Surgery Frontier Vol.22 No.2 84-86, 2015
- 著者名
- 阪本卓也 / 和田浩志 / 富丸慶人 / 友國晃 / 浅岡忠史 / 川本弘一 / 丸橋繁 / 江口英利 / 永野浩昭 / 土岐 祐一郎 / 森 正樹
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 呼吸器 / 消化器 / 癌
- 診療科目
- 一般外科 / 呼吸器内科 / 消化器内科 / 腫瘍内科 / 消化器外科
- 媒体
- Surgery Frontier
「Answer」
「はじめに」β型トランスフォーミング増殖因子(transforming growth factor-β:TGF-β)は,細胞の増殖や分化,組織における炎症や創傷治癒,アポトーシスの制御など多様な働きをもつことが知られている。TGF-βの受容体やそのシグナル伝達分子であるSMADを欠いたノックアウトマウスの多くは血管形成不全により胎仔期に死亡することから,TGF-βシグナルは生体の恒常性にかかわる重要な因子のひとつとされる1)。しかし,近年の研究により,TGF-βが癌における浸潤,転移,抗癌剤感受性および上皮間葉転換(epithelial-mesenchymal transition;EMT)などの癌の悪性度と関連することが明らかとなってきた2)。ここでは,TGF-βがEMTを誘導するメカニズムと治療への応用に向けた研究について紹介する。
「はじめに」β型トランスフォーミング増殖因子(transforming growth factor-β:TGF-β)は,細胞の増殖や分化,組織における炎症や創傷治癒,アポトーシスの制御など多様な働きをもつことが知られている。TGF-βの受容体やそのシグナル伝達分子であるSMADを欠いたノックアウトマウスの多くは血管形成不全により胎仔期に死亡することから,TGF-βシグナルは生体の恒常性にかかわる重要な因子のひとつとされる1)。しかし,近年の研究により,TGF-βが癌における浸潤,転移,抗癌剤感受性および上皮間葉転換(epithelial-mesenchymal transition;EMT)などの癌の悪性度と関連することが明らかとなってきた2)。ここでは,TGF-βがEMTを誘導するメカニズムと治療への応用に向けた研究について紹介する。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
