バイオマーカーをめぐるQ&A
Question 胃癌第Ⅲ相臨床試験ACTS-GCにおけるバイオマーカー探索はどこまで進んだか?
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- 掲載誌
- Surgery Frontier Vol.22 No.1 87-89, 2015
- 著者名
- 金田聡門 / 市川度
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 消化器 / 癌
- 診療科目
- 消化器内科 / 腫瘍内科 / 消化器外科
- 媒体
- Surgery Frontier
「Answer」
「はじめに」Adjuvant Chemotherapy Trial of TS-1 for Gastric Cancer(ACTS-GC)試験1)2)は,手術単独群とS-1投与群の2群に無作為に割り付けられた治癒切除胃癌患者を対象とした大規模な第Ⅲ相試験である。5年生存率が手術単独群約60%,S-1投与群約70%という数値は,Stage Ⅱ,Ⅲ胃癌の約60%はS-1投与が本来不要であり,S-1投与を行っても死亡する約30%の症例に対してはさらに強力な治療開発が必要であることを意味している。つまり,標準治療が確立したからこそ,予後良好な患者群への不要な治療を避け,予後不良な患者群やS-1に感受性のない腫瘍をもつ患者に対する新規治療開発といった「個別化」の研究がサイエンスとして成立することになる。このためには,胃癌術後の予後予測とS-1の治療効果予測のバイオマーカーの確立が必要である。
「はじめに」Adjuvant Chemotherapy Trial of TS-1 for Gastric Cancer(ACTS-GC)試験1)2)は,手術単独群とS-1投与群の2群に無作為に割り付けられた治癒切除胃癌患者を対象とした大規模な第Ⅲ相試験である。5年生存率が手術単独群約60%,S-1投与群約70%という数値は,Stage Ⅱ,Ⅲ胃癌の約60%はS-1投与が本来不要であり,S-1投与を行っても死亡する約30%の症例に対してはさらに強力な治療開発が必要であることを意味している。つまり,標準治療が確立したからこそ,予後良好な患者群への不要な治療を避け,予後不良な患者群やS-1に感受性のない腫瘍をもつ患者に対する新規治療開発といった「個別化」の研究がサイエンスとして成立することになる。このためには,胃癌術後の予後予測とS-1の治療効果予測のバイオマーカーの確立が必要である。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
