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第83回Metabolomicsの最新情報 肥満と摂食調節機構
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- 掲載誌
- Surgery Frontier Vol.21 No.4 49-52, 2014
- 著者名
- 箕越靖彦
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 代謝・内分泌 / 糖尿病 / 消化器 / 神経疾患
- 診療科目
- 一般内科 / 腎臓内科 / 糖尿病・代謝・内分泌科 / 神経内科 / 老年科 / 小児科 / 心療内科 / 精神科 / 消化器外科
- 媒体
- Surgery Frontier
「Summary」摂食調節には,生体のエネルギーバランスを維持するための「恒常的」(homeostatic)調節機構と非「恒常的」調節機構がある。後者は,「美味な」食事に対して過食となる「快楽的」(hedonic)調節機構を含む。視床下部は,「恒常的」(homeostatic)調節を行う重要な脳領域である。視床下部は,高脂肪食の摂取や肥満によって炎症が惹起され,その結果,調節機構に異常をきたす。またhedonicな調節には,側坐核を含む線条体などが関与する。ヒト肥満症例では,食物イメージに対してこれらの脳領域が強く反応する。しかし,実際の食事に対しては反応が低下している。このことから,肥満症例では摂食後のフィードバック機構がうまく働かないことを伺わせる。胃バイパス手術は,肥満にともなう脳活動の変化を改善する。これらの分子機構を解明することは抗肥満薬,そして肥満の予防に大きく貢献すると考えられる。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
