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M-Review

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第82回細胞・組織の運命―破綻と維持― ダイレクトリプログラミング

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掲載誌
Surgery Frontier Vol.21 No.3 57-59, 2014
著者名
中島英恵 / 家田真樹
記事体裁
抄録
疾患領域
循環器 / 再生医療
診療科目
循環器内科 / 心臓血管外科
媒体
Surgery Frontier

心疾患は死因の上位を占める生命に直結する病であり, 新しい治療法の開発が切望されている. 心筋は再生能をもたないために障害された心臓は線維化し, 心機能低下をきたす1). 新しい治療法として心筋細胞の再生は多くの研究者が目指すところであり, 現在ではiPS細胞を用いて心筋細胞を誘導する方法のほかに, 心臓線維芽細胞を心筋細胞へと直接誘導する研究(直接リプログラミング)が報告がされている(図1)2)3). 心臓内には心筋細胞・線維芽細胞・血管内皮細胞などさまざまな細胞が存在するが1), そのうち線維芽細胞は半数以上を占めており線維芽細胞から心筋への直接リプログラミング法は画期的な治療法となりうる. 直接リプログラミングとは, ある終末分化細胞を別の終末分化細胞へと分化転換することである. 個体の発生において分化の過程は受精卵がピラミッドの頂点から分化能を徐々に失いながら下降していくように例えられ, 終末分化した細胞はボールが自然にはピラミッドを駆け上がることができないように, 分化の過程のどの段階へも戻ることはできないと長年考えられてきた.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

掲載誌の紹介

Surgery Frontier2014年9月号(Vol.21 No.3)

外科的治療をより安全に行うためには,生体への侵襲をできる限り軽減する必要があり,近年この侵襲に関する研究はますます重要視され,飛躍的な進歩を遂げている。本誌は侵襲学およびその周辺の基礎科学の最新の研究成果を速やかに,ビジュアルな誌面構成で提供し,外科臨床におけるその応用の促進をはかる。

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【特集 生体防御における免疫反応の新知見】