【特集 生体防御における免疫反応の新知見】
Ⅱ.新展開を生じた生体反応の最新情報 4.インバリアントNKT細胞による糖脂質抗原認識と細菌感染防御の関連
Relationship between recognition of glycolipid antigen by invariant NKT cells and host defense against bacterial infection
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- 掲載誌
- Surgery Frontier Vol.21 No.3 46-51, 2014
- 著者名
- 金城雄樹
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 呼吸器 / 消化器 / 血液 / アレルギー・免疫 / 神経疾患 / 小児疾患 / 感染症
- 診療科目
- 一般内科 / 呼吸器内科 / 消化器内科 / 神経内科 / 血液内科 / 麻酔科 / 老年科 / 小児科
- 媒体
- Surgery Frontier
「Summary」 細菌感染防御において免疫細胞による細菌の菌体成分の認識は重要である. 細菌のさまざまな菌体成分を認識する受容体が同定されているが, 細菌糖脂質の認識機構についてはわかっていなかった. 筆者らは最近, インバリアントNKT細胞というリンパ球が肺炎球菌などの特定の細菌の糖脂質を認識すること, その糖脂質抗原認識が細菌排除に重要であることを見出した. 肺炎球菌は市中肺炎の主要な起炎菌であることから, インバリアントNKT細胞の機能に着目することで侵襲性肺炎球菌感染症の病態解明や予防法の開発につながることが期待される. 一方で, 最近の研究からインバリアントNKT細胞による細菌に対する反応性が炎症の発症や増悪に関与することも示唆されている. 本稿では, インバリアントNKT細胞による細菌糖脂質抗原認識が細菌感染防御に及ぼす影響や, ある種の病態形成に及ぼす影響について, 最近の報告を含めて概説する.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
