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M-Review

特集 癌関連のノーベル賞2(病因論編)

神経成長因子および上皮成長因子の発見(1986年)

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掲載誌
Surgery Frontier Vol.20 No.2 25-29, 2013
著者名
水内寛 / 光冨徹哉
記事体裁
抄録
疾患領域
呼吸器 / 神経疾患 / 癌
診療科目
一般外科 / 呼吸器内科 / 脳神経外科 / 神経内科 / 腫瘍内科
媒体
Surgery Frontier

「Summary」1952年にRita Levi-MontalciniとStanley Cohenによって初めて成長因子が発見されて以降, 多くの疾患で成長因子とその受容体が果たす役割が大きいことが明らかとなってきた. 受容体の多くは受容体型チロシンキナーゼと呼ばれる構造をもち, 細胞外のシグナルを細胞内に伝達する役割をもつ. 最初に発見された神経成長因子(nerve growth factor:NGF)は神経細胞の分化, 成長に必要とされ, 一種のサイトカインとして働いている. 一方, 上皮成長因子(epidermal growth factor;EGF)は多くの細胞に対し増殖促進作用を有する. さらに上皮成長因子受容体(epidermal growth factor receptor:EGFR)は多くの癌腫で過剰発現が認められており, 癌の増殖, 生存に強く関与していると考えられる. そのため, EGFRを標的とする治療の開発が盛んに行われてきた. 現在国内では, 非小細胞肺癌に対しEGFRチロシンキナーゼ阻害剤であるゲフィチニブ, エルロチニブが, 大腸癌に対してはモノクローナル抗体であるセツキシマブ, パニツムマブが承認されている.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

掲載誌の紹介

Surgery Frontier2013年6月号(Vol.20 No.2)

外科的治療をより安全に行うためには,生体への侵襲をできる限り軽減する必要があり,近年この侵襲に関する研究はますます重要視され,飛躍的な進歩を遂げている。本誌は侵襲学およびその周辺の基礎科学の最新の研究成果を速やかに,ビジュアルな誌面構成で提供し,外科臨床におけるその応用の促進をはかる。

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【特集 癌関連のノーベル賞2(病因論 編)】