実験講座
蛍光ダイレクトラベリングによる生細胞蛍光イメージング
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- 掲載誌
- Surgery Frontier Vol.19 No.3 95-100, 2012
- 著者名
- 冨川(市川)直樹 / 千葉英樹
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 癌
- 診療科目
- 腫瘍内科 / 放射線科
- 媒体
- Surgery Frontier
「はじめに」現在では, 医学を含めた生物学的研究を進めるにあたり, ターゲットとする分子が, どのような組織または細胞で発現し, 細胞膜や細胞質, 核など, どのような場所に局在しているかを明らかにすることは不可避となっている. 特に, 培養細胞を用いた実験では, なんらかの因子(リガンドやgrowth factor, サイトカインなど)によって, 局在が変化する場合においては, 経時的に観察することが求められる. このような場合, 培養細胞に各因子を添加し, 時間経過後に細胞を固定し, 一次抗体と蛍光物質などでラベルされた二次抗体を用いた蛍光免疫染色法によってアプローチする方法が一般的ではあるが, ポイントごとの観察になるため, 詳細な分子の移動を捉えることは難しい. 本稿では, 標的分子に対する抗体を直接蛍光物質によってラベルすることで, 生細胞における分子の局在変化をタイムラプスで観察ができる生細胞蛍光イメージング法について, 蛍光免疫染色法や蛍光分子融合遺伝子発現法との長所, 短所を交えて概説する(表1).
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
