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第74回低酸素環境を標的とした癌治療戦略 低酸素環境における腫瘍血管新生(VEGF,VEGFRを中心に)
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- 掲載誌
- Surgery Frontier Vol.19 No.3 86-88, 2012
- 著者名
- 澁谷正史
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 癌
- 診療科目
- 一般外科 / 呼吸器内科 / 脳神経外科 / 整形外科 / 産婦人科 / 消化器内科 / 形成外科 / 皮膚科 / 泌尿器科 / 耳鼻咽喉科 / 腫瘍内科 / 消化器外科
- 媒体
- Surgery Frontier
「はじめに」多くの固形癌において, 癌細胞は強い増殖シグナルにより栄養と酸素を過剰に消費することから, しばしば低酸素環境に陥る. その克服には腫瘍血管の新生や増大が必要であり, そのために癌細胞は血管新生因子を分泌して血管新生を促す1). 低酸素によって誘導がかかる血管新生因子の代表的なものは血管内皮増殖因子(vascular endothelial growth factor;VEGF)であり2), 転写因子(hypoxia-inclucible factor;HIF)複合体によりTREモチーフを介して遺伝子活性化を受ける3). したがって, VEGF, HIFは腫瘍血管抑制のための重要な分子標的である. 「低酸素環境における遺伝子活性化」転写因子HIF複合体は低酸素における転写活性化を制御する中心的な因子である. HIFはHIFα(HIF1αおよびHIF2α)とHIFβのヘテロ複合体であり, 低酸素反応性の遺伝子制御モチーフHREに結合して転写を誘導する.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
